モンテッソーリ教育の中で、『歩く』ということが1,2歳の子どもにはとても重要だとされています。『歩く』なんて単純なことがなぜ?と思いませんか?!この記事で『歩く』重要性を簡単解説していきます!
モンテッソーリ式【運動の敏感期】
子どもの行動には、全て意味があります。モンテッソーリ教育では、それらを【行動の敏感期】として捉えます。赤ちゃんが イタズラをして親を困らせるのも、決して困らせようとしてやっているのではなく、イタズラを通して学習し、成長しようとする過程なのです。なので、大人の都合でイタズラの行動を止めることは、子どもの成長を妨げることにもなりかねません。もちろん、何でもかんでも容認するわけにはいきません。行動の意味や重要性を理解した上で見守ることも大切なのです。
1,2歳は【歩く】が運動のテーマ
1歳前後になると自分で歩き始める子どもが増えます。歩き始めたら、とことん歩かせてあげることが大切!
私たち大人は、A地点からB地点までの《移動手段》として歩く事がほとんどで、そこには効率のよさを求めます。しかし、歩き始めたばかりの子どもは違います。《自分で歩くことが楽しくて歩く》のです。「こっちの道から行ったほうが早い!」など効率の良さは関係ありません。ただただ、歩きたいのです。
なので、親が効率を求めて抱っこしたり、ベビーカーにのせると、せっかくの歩く敏感期を逃してしまう可能性もあります。また、この時期に歩く経験をしなかった子は、小学校入学頃の年令になったとき『疲れた』『歩きたくない』と言う子が多いという研究結果もあります。もちろん、生活のなかで仕方ない場面もありますが、なるべく子どもの歩きたい欲求を満たせるようにしてあげたいところです。そこで、お散歩がおすすめなのですが、その理由を下記で詳しく解説します。
【歩く】ことの重要性
結論から言ってしまうと、歩くことによって頭が良くなります。その理由は、歩くことにより体幹が鍛えられ、手(指先)を自由に使うことが出来るからです。
人間の知能が発達したのは、二足歩行をするようになり、手が自由に使えるようになったからだと言われています。
脳の発達には指先をたくさん使うことが良いのですが、これは歩いて体幹がしっかりとしていないと難しいことです。また、小学生以降は椅子に座って学習する時間が増えます。そのときに体幹がしっかりしていないと、長時間集中して座ることができず、学習にも集中できません。
よって、歩いて体幹を鍛えることは、脳の発達、今後の学習意欲を高めるために欠かせないことなのです。
【歩く】なら、お散歩がおすすめ
私は、歩くことの重要性を知ってから、とにかく子どもをたくさん歩かせなきゃ!と思い、お天気の良い日には毎日子供と一緒にお散歩をしています。
家にいるよりも、自分自身のリフレッシュになるので、もともとお散歩は苦にならないタイプでした。また、お散歩をしながらお花を観察したり、鳥や散歩中の犬を見て、『黄色のお花だね〜』『桜が咲いたね〜』『鳩が飛んでるよ〜』『犬がいるね〜、こんにちは!』なんてお話しながらお散歩をすると、言語の能力にもつながりますし、公園でお花を摘んでみたり、どんぐりや木の実を拾い集めたりして自然に触れることで五感の刺激にもなります。そもそも、お散歩自体が親子のコミュニケーションにもなるのでかけがえのない時間がと思っています。天候や体調に左右されてしまうこともありますが、この時期はなるべくたくさん【歩く】経験をさせていこうと思います。
まとめ
上記してきたように、歩くことは脳の発達に欠かせない大切な運動です。
- 1歳〜2歳は運動の敏感期
- 歩くことで体幹を鍛える
- 体幹を鍛えると自由に指先を使えるようになる
- 指先を使うことで脳が発達する
- 【歩く】ならお散歩がオススメ
ぜひ、普段の生活に子どもとお散歩を取り入れてみてください♪
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